鳥谷和広ブログ

独立起業×自由

ニッチの本当の定義とは?

 

 

あなたは「ニッチ」という言葉を

聞いたことありますよね。

ただ、多くの人が勘違いしているのは、

ニッチとは、まだ誰もやっていない事だと

思っている事です。

 

 

しかし、これはビジネスになりません。

 

 

あるものが不足しています。

 

 

そのあるものとは、

「お客様がすでに求めていて」

競合他社がまだ満たしきれていないものです。

 

 

ここが抜けてしまっています。

単純に誰もやっていないことを探すのは、

ある意味、誰でも出来ます。

 

 

例えば、

おっさんが真っ裸で街を歩いているDVDを販売する。

これは、誰もやっていません。

 

 

でも、考えてみて下さい。

これが売れると思いますか?

おそらく、売れる確率は、ほぼ0だと思います。

 

 

しかし、ニーズの定義をわかっていない人は、

商品は違えども、これと同じことをやっています。

 

 

自分が考えたアイデアを商品にして、

売りたい商品を売っています。

これで売れる方が奇跡です。

 

 

もちろん、これが先ほどの

「お客様がすでに求めていて」という部分が

たまたま合致すれば、ニーズの定義となるので、

ビジネスとなりますが、

しかし、この大切な部分が抜けてしまうと、

先ほどの裸のおっさんのDVDのように、

ただの自己満足となります。

 

 

ただ、ニッチというと、すごく難しく考えてしまいますが、

実は、地域ビジネスで考えると、大手が資本をかけて、

やってこないところも、ある意味ニッチと言えます。

 

 

この世の中、完璧なものはありません。

必ず、お客様が求めているけど、競合他社が

まだ満たせていない隙間が存在します。

 

 

他にも、競合他社がまだ解決をせずに放置し、

お客様がフラストレーションを抱えている部分、

これも、ニッチになる可能性があります。

 

 

今の世の中、全くの0から

新しいものが生まれることはありません。

すでにあるものを加工したり、

変化させて、新しく見せているに過ぎません。

 

 

ですので、

斬新な天才が生み出すアイデア

追い求めるのではなく、

お客様が既に求めていて、

競合他社がまだ満たしきれていないもの、

これを探して下さい。

 

 

その為の第一歩は、

お客様に「聞く」ことです。

 

 

競合他社の商品のドコに不安を感じているのか。

または、

どのような状態だともっと満足を得ることができるのか。

 

 

このような視点で聞くことです。

ただ、注意することは、

見込み客に聞かなければ

意味がないということです。

 

 

大手の調査会社が失敗するのは、

冷やかし客にアンケートを取っているからです。

 

 

これでは意味がありません。

競合他社のお客様は、将来の自分の見込み客です。

 

 

年齢や性別、職種、収入が同じだからといって、

見込み客になると考えたら大間違えです。

 

 

見込み客の定義は、

既にあなたの商品を買う心の準備ができている人です。

それ以外は、見込み客でも何でもありません。

 

 

複雑なことを考えるのではなく、

お客様の願望や悩みを聞いて、

その解決策を提示すれば、

ビジネスは生まれます。